鉛筆の歴史

皆さんが普段、至る所で使用している文房具ですが、これにもしっかりとした歴史があるので、紹介していきたいと思います。まずは鉛筆の歴史について紹介します。鉛筆以外にも色々な文房具の歴史がありますが、鉛筆が色々な文房具の原点のような気がしたので鉛筆の歴史を紹介します。
一昔前では文房具としてスタンダードだった鉛筆ですが、今では小学校でも殆どその姿を見ることは無くなり、殆どがシャープペンになってしまいました。しかし、あの鉛筆の書きやすさと言ったらシャープペンの比ではないですよ。芯が太いので安定して文字を書くことが出来ます。鉛筆に馴染みのない子供達にも一度味わって貰いたいものです。
さて、鉛筆の歴史についてですが、鉛筆の歴史は意外と古く、今から約450年前、1564年のイギリスが発祥だと言われています。イギリスのある村に住んでいる羊飼いが偶然黒鉛を発見したことが鉛筆発見のルーツだと言われています。当時の字を書く方法と言えば、鳥の羽にインクを付けて文字を書くインクペンが主流でした。しかしそれは、インク瓶に入っているインクに一々鳥の羽の先端をつけてから文字を書くというスタイルだったので、あまり好まれてはいませんでした。(まぁ文字を各方法がそれしかなかったので仕方ありませんが)しかも、インクペンを使用する一番の難点と言えば、持ち歩きづらいと言うことです。
インクペンを使用する為にはインク瓶が必要不可欠です。しかし、インク瓶を一々持って移動するというのはあまりに不憫だったのです。インクを持ち歩いている際にこぼしてしまったときなどはもう言いしれぬ気持ちになってしまいます。そういうこともあり、インクペンを持ち歩くというのはあまり好まれていることではありませんでした。
鉛筆が出現してからは、インクと違いこぼれたりしないので、持ち運びがかなり楽になった鉛筆は瞬く間に民衆の間にも浸透し、程なくして日本にも鉛筆の文化が入ってきたのです。こうして伝わってきた鉛筆ですが、今でも好まれて使われているというのは素晴らしいことですよね。(数は少なくなってしまいましたが・・・)今でも、イラストを描く人は鉛筆を好んで使います。鉛筆は、今ではその地位を確立させているのです。
鉛筆削り機など等もありますが、自分で鉛筆を削るというのもイイモノです。自分だけの味が出る鉛筆を持つと自然と愛着も湧きます。シャープペンにはない暖かさが鉛筆にはあるのです。
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2017/4/28 更新
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